「3年たったら 死ぬんだ」
オイラはあのコに叫んだ
「何にもいいことありゃしねぇ」
夜空にどなった
どんな未来が見えるか
何でもいいから話して
無理矢理笑って黙って
壁を殴った
60年も続いた昭和が終わって
日本が変わる オヤジは嘆いた
「3年たったら死ぬんだ」
オイラはあのコに叫んだ
夢をやいた 15の夏

「絶対そばにいるから
ひとりぼっちつらいから
ちっちゃな幸せ探そう」
あのコつぶやいた
どんな未来が見えても
目覚めた朝がすべてさ
ブクブク太った体で
落ちていくだけ
まあるい月欠けたらみんなが無口に
狭い路地裏ビルの谷間で
「絶対そばにいるから」
泣いてすがったあのコも
どこかで誰かと生きてる

好きになっても 好かれやしない
やりたいこと 楽しいことない
勇気とやる気 寝てるまに逃げて
あーん 全部が真暗闇
銀河鉄道 星降る夜道で
バイト帰りに あいつがいった
絶望ってんだよ それは
絶望ってんだよ それは

どうでもいいならやめろよ
ゴメンネばかり言わずに
一生懸命働け
汗を流せ
なけなしのカネはたいて
ゼロになっちまえ
大地は揺れて雨は降るけれど
何年たってもやるんだ
オイラは空に向かって
今 24、春に誓う