距離はただの数値　でも君のいない夜は長い
ベッドで一人　枕元のビンが友達
思い出を呼び起こす声　まるで幻
君の匂いが漂う　空虚なアパートの片隅

いつものバーで　顔を隠すマスク
隣に誰かがいても　君じゃなきゃ意味がない
スマホ越しの通話　画面越しの笑顔
でも触れられないのが辛いんだ　君の体温が恋しい

ねえ、この距離に耐えられるかな
涙が混じるウイスキー　震える指先で
過ぎ去った時間を数えても　君が欲しい
この街に夜が明ける前に　君を抱きしめたい

街の灯りが君の影を連れてくる
路地裏で一服　君の笑い声が聞こえてくる
でもそれは夢で　夜が明ければ消える
現実は冷たくて　今夜もまた一人で

君の写真に酔う　記憶のカケラに溺れる
愛の言葉が喉元で詰まる　叫びたいけど声が出ない
もう少しで会える　そう思うだけで狂う
この想いは果てしない　遠くて近い距離

ねえ、この距離に耐えられるかな
涙が混じるウイスキー　震える指先で
過ぎ去った時間を数えても　君が欲しい
この街に夜が明ける前に　君を抱きしめたい

時が止まればいいのに　この想いを閉じ込めて
月明かりが指し示す場所　君と共にいたい
遠くから見守るだけじゃ　届かないこの手が
どれだけ叫んでも　君の元には届かない

遠距離の愛が試練になる時もあるけど
僕は待ってるよ　いつかまた会えるその日まで
涙が混じるウイスキー　君を想いながら
この距離を越えて　君を抱きしめるその日を待っている